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フィーゼラー F 3 : ミニ英和和英辞書
フィーゼラー F 3[ふぃーぜらーえふ3]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
F : [えふ]
 ファロー四徴(症)

フィーゼラー F 3 : ウィキペディア日本語版
フィーゼラー F 3[ふぃーぜらーえふ3]

フィーゼラー F 3 ヴェスペ(Fieseler F 3 Wespe)は1930年代のドイツの2座席の民間機である。デルタ翼で、胴体の前後にタンデムにエンジンとプロペラを配置した。設計はRhön-Rossitten-Gesellschaftのアレクサンダー・リピッシュが行い、フィーゼラー飛行機が製作した。飛行試験で操縦性がひどく悪く、開発は中止された。
ドレスデンのタバコ会社のハウスベルクマン(Haus Bergmann)がヨーロッパでの宣伝飛行のために、変わった外観と性能の飛行機を求めたことから開発が始められた。ゲルハルト・フィーゼラーはデルタ翼のスポーツ機を計画し、ドイツ航空研究所(Deutsche Versuchsanstalt für Luftfahrt :DVL)のために無尾翼のグライダーや航空機を開発していたRhön-Rossitten-Gesellschaftに設計を依頼した。スポンサーのタバコ会社は3機の発注を行った。
1931年の冬から開発がDelta IVという名前で開発が始められ、フィーゼラーでは F 3 ヴェスペという名前がつけられた。イギリスの7気筒の
Pobjoy Rエンジンが選ばれた。1932年5月にカッセル・ヴァルダウ飛行場で初飛行の準備が行われた。
ゲルハルト・フィーゼラーは自らテスト・パイロットを務めたが、タキシングの後、離陸しようとすると横方向の挙動が制御不能となり、機体は破損した。製造中の2機の組み立ては中断され、1号機は修理の後、試験でさらに2回の事故を起こした。主翼を拡大するなどの改造が行われたが、フィーゼラーは普通のパイロットでは操縦できないと結論し、中立的な意見を求めるため、ドイツ航空研究所のパイロットに評価を依頼し、研究所のパイロットの評価も否定的なもので、フィーゼラーは計画を中止した。
スポンサーのタバコ会社は費用を負担したが、フィゼラーとRhön-Rossitten-Gesellschaftの間で交渉が行われ、1号機はRhön-Rossitten-Gesellschaftが購入することとなり、ドイツ航空研究所で根本的に設計変更され、単発の軽飛行機DFS 39となった。
==要目==

* 乗員: 1名
* 乗客: 1名
* 全長: 4.54 m
* 全巾; 8.70 m
* 全高: 1.75 m
* 重量: 680 kg
* エンジン: 2x Pobjoy R
* 出力 2x75PS
* 最大速度: 250 km/h

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フィーゼラー F 3」の詳細全文を読む




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